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2021/04/19 10:22


「花のある生活」


FUTAORIでは、eNproductの人気商品フラワーベースシリーズをはじめとして、個性的で魅力的な花器をさまざまご紹介しています。

日々の空間に、お花や植物があるだけで、ホッと気持ちがやわらぐもの。

ふと肩の力が抜けたり、ちょっと嬉しい気持ちになったり。

そのような日々の小さなきっかけのお手伝いができたらと思っています。


そのなかで、この春より新たにご紹介しているのが、frescoさんのkasumi flower vaseです。

一つ一つ吹き落とされたように輪郭や濃淡が異なり、手に取った瞬間、差し込む光の角度によってその表情が楽しめる花器。

今回は、このkasumi flower vaseと、frescoさんについて少し詳しくご紹介できたらと思います。


↑大阪・和泉市にある工房。FACTORY SHOP(予約制)も併設されています。


「ガラスを通じた人と人との関わりを大切に」


2005年、大阪でスタートしたガラス作品ブランド『fresco』。ガラス作家の辻野剛さんの個人工房から発展していきました。

テーマは「ブランドの持つ“信頼性”と、ハンドメイドという“オリジナル性”を両立すること」。

空間全体を意識して物作りに取り組み、また、逆に一つの物のために空間を提案できるような、ダイナミズムも持ち合わせるチームとして活動していきたい。とお話されます。



↑たっぷりの緑に包まれた心地よい環境で、日々制作されています。


「 ”選ぶということはもはや表現と言える現代で、私たちの表現、そしてお客様の表現完成されるものはコラボレーションであると考え、ガラスを通じた人と人との関わりを最も大切に考えていきたいと思っています。」

一つ一つハンドメイドで作られるガラスたち。

空気を醸し、光を見せ、存在を意識させてくれる。そして、静かに空間の中でその役割を果たす。そのようなフォルムをデザインの目標とされています。


frescoさんのテーマや想いは、作品一点一点が持つ世界観と、そこに在るだけでフっと空間が出来上がるような存在感に通じます。



↑想いをかたちに。一点一点チームの皆さんの手によって作られています。


「kasumiシリーズについて」


kasumiはその音から分かるように「霞」を表しています。

日本という土地を覆い込む空気は、湿度を含んだベールのようなもの。

空気中に含まれる物がぼんやりと存在することで、空気や光を意識させるのだと思います。

この湿度をもったベール、空気が含んでいる何かをkasumiシリーズでは表現されています。



kasumi vaseは、

人気のkasumiシリーズの質感を残したまま、安定感と使いやすさも求めました。

特にvase S,Mは上下のグラデーションをより意識して制作されており、お花を生けた時、茎の部分が見え隠れするところが特徴なのだそう。

また洗いやすさもおすすめしたいポイントのひとつとのこと、わさっと束で活けても、数本でもしっくりとおさまる、絶妙なフォルムです。


kasumi vase S / kasumi vase Mはこちらから




この春より新登場したmini vaseは、より色が凝縮されて、大きなサイズのkasumiシリーズとはまた少し違った色の楽しみ方ができます。

霞がかった空気のような、やわらかくクリーミーな色の重なりと、その先にある、透明感。

そのままでも、オブジェのようになめらかなフォルム。

花材をそっと一輪活けるだけで、ぐんと存在感が増し、ふと空間が出来上がります。

また、mini vaseはシックなボックス付きなので、ギフトにもとてもおすすめ。


kasumi mini vaseはこちらから


「霞」は春の季語でもあります。

明るい日差しとあたたかな空気をまとったお部屋に、すっと馴染んでくれそう。


移ろいゆく光や空気を閉じ込める『fresco』さんのガラス作品たち。

世界にひとつしかないガラス作品で、日常を美しく彩ってみませんか?